漬け込み不要!発酵チキン

2020.6.5

発酵食品イコール、『仕込みが手間だし大変!』『長時間漬け込む必要があるんじゃないの?』という概念を持たれている方が結構いらっしゃいます

が、毎日の食事にそんなに手間をかけてられないのが実情ですよね。私も、なるべく簡単に調理したいと常々思い、実行しています。簡単じゃないと続かないという自身の性分を誰よりもわかっているからです。

今日は発酵食品のよしるを用い、(こちらナンプラーでも代用可能です)独特の発酵の匂いが苦手な方にも召し上がっていただける、

ごはんのおかずにも、おつまみにも、作りおきにも適した発酵チキンソテーを作ります。

【よしるとナンプラー】作られている国は違えど、

どちらも『いわし』と『塩』を発酵させて作られたものです。よしるは能登で、ナンプラーはタイで【かたくちいわし】を使い作らますが、気候風土も違う場所で発酵熟成されるので、香りや旨味に違いがあるのですね。

私は『よしるとナンプラー』どちらも好んで使うので、どちらを使っても美味しくいただけるのは実証済みです!!

これらがあまり出番がなかった調味料だったとしたら、普段の料理に使えたらレパートリーも広がっちゃいますね。

肉の旨味を味わって頂くため、今回は骨付き肉を使用しましたが、お弁当に持っていくには、食べやすさも考慮すると、

鶏のもも肉やささみが良いかと思います。その場合は焼き時間の調整をしてくださいね。

(材料)

*鶏手羽元・・・8本(もしくは手羽中16本)

*塩・・・小さじ1/2

*粗挽き黒こしょう・・・小さじ1〜(辛めが好きな方はたっぷりと)

*薄力粉・・・大さじ2

A*よしる(もしくはナンプラー)・・・大さじ2

A*はちみつ・・・大さじ4

*米油・・・大さじ1

(作り方)

①鶏手羽元に塩、粗挽き黒こしょうをもみこむ

②薄力粉をまんべんなくまぶす(この際ビニール袋を使うと飛び散らずまんべんなくついてよい)

③フライパンに油をしき、皮目を下にし2分ほど中火で焼き付け裏返し、蓋をして8分焼き、中まで火を通す(この際鶏肉をひっくり返すのは1度だけ。何度も返す作業をすると、皮が破れたり旨味が流れ出てしまう)

④Aを混ぜ合わせたものを③に回し入れ、ふつふつと調味液が沸騰したら完成!

※清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存も可能(3日)


旬のそら豆で30分で作る豆板醤

2020.5.19

4月から6月が旬のそら豆は、茹でたての熱々を頂いたり、さやごと真っ黒に焼いてそのまま頂くのが一番!かとは思うのですが、

たくさん入手した時には辛味調味料の豆板醤を作ってみるのもおすすめです!

自家製の調味料づくりの醍醐味は、自分で作った達成感と、原材料を自分で選んでいる安心感、そしてなんといっても美味しさがプラスされます。この自家製豆板醤で作る麻婆豆腐エビチリ、中華風の和え物、野菜炒め等々〜いつもの味付けに少し加えるだけで、格段に美味しさが増します。今から出来上がりが楽しみですね。

もともとは中国の調味料で、豆板醤の意味は下記の通り

・豆・・・そら豆

・板・・・そら豆を割り2枚にした状態

・醤・・・小麦粉を主原料にした味噌

日本の発酵食材、米糀を使い、私達にぴったりな豆板醤を作りましょう。

シンプルな材料で、時間も30分で作れるので、興味のある方は作ってみてくださいね!

(材料)150mlの容器1瓶分

*そら豆・・・さやつき500g程度 さやを剥いて180g程度 薄皮を剥いて160g(多少前後しても大丈夫)

*米麹(今回は乾燥麹を使用)・・・12g

*水・・・20ml

*天然塩・・・24g

韓国粗挽き唐辛子・・・12g

割合は、さやを剥いたそら豆の重量13:米麹1:塩2:唐辛子2 

そら豆の割合は多いほうが風味がある旨味の強いものが出来上がります!

(下準備)

・乾燥麹に40度程度のぬるま湯を注ぎ、ざっと混ぜ30分ほどおいておく(生麹の場合この工程は必要なし)

・容器を煮沸し、乾かしておく

(作り方)

①そら豆は柔らかく茹でなめらかになるまで潰す(簡単に指でつぶせるまで10分間程度茹でる)

②すべての材料をまんべんなく混ぜ合わせます ※味噌作りのときとは違い、素手では混ぜないでくださいね。唐辛子で痛い目にあいます。。。

③全体が赤く染まるようにしっかりと混ぜます

 

※フードプロセッサーは早くてとても便利!あっという間です

④煮沸した容器に空気が入らないように清潔なスプーン等でおしこみ、上部を平らにならす。35度以上のアルコール、もしくは食品用消毒で縁についた汚れをきれいにふきとる(この際、豆板醤にアルコールがついても大丈夫です)

⑤冷暗所で3ヶ月ほど熟成させ、その後は冷蔵庫保管する


豆板醤

2019.10.13

今年の6月、ソラマメを収穫しました。

ソラマメは、旬が短く、収穫直後からどんどん味が落ちてしまう作物です。

もちろん塩茹でにして食べても絶品なんですが、自家製豆板醤もオススメです!

ソラマメ以外の豆板醤の材料です。

米麹と塩と唐辛子。

これだけです。

味噌づくりと要領は似てますね。。

蒸したソラマメを潰して、粗熱がとれたら、塩切り麹と唐辛子を混ぜ合わせます。

混ぜ合わせたものを、煮沸した瓶に入れて、常温で熟成させれば出来上がり!

だいたい暑さが落ち着き始める秋、3ヶ月目頃からが食べごろです。

熟成具合によって味も変化します。

自分好みの味になった頃、冷蔵保存に切り替えれば、熟成速度が遅くなり、好みの味を保つこともできます。

安心・安全な自家製調味料を、是非手作りしてみましょう。