ごぼうのすうぷ

2021.1.30

ごぼうって色は茶色で地味だし、きんぴらか煮物、下味をつけて揚げるか・・レパートリーは少ないイメージであるように位置づけされている気がしますが、滋味深い旨味にファンも多いですよね。私も大好きな野菜のひとつです。食物繊維の含有がトップクラスであるし下ごしらえを面倒がらず、積極的に取りたい野菜のひとつでありますね!

秋から冬に旬であるごぼうですが、春先に出回るものは新ごぼうといい、こちらは成長しきっていないごぼうを若いうちに収穫したものを指すそうです。それぞれに向いた調理法があるかとは思いますが、今回は冬ごぼうを使って、洋風のすうぷを作ります。

寒い朝、滋養たっぷりなこの『すうぷ』で身体を温めたいものです。

(材料)

*ごぼう・・・200g

*長ネギ・・・100g

*バター・・・20g

*ごはん・・・50g

*水・・・500ml

*塩麹・・・30g

*こしょう・・・適量

*味噌・・・小さじ1

*牛乳・・・適量

*無調整豆乳・・・適量

(作り方)

①ごぼうはたわしで皮を洗いどろを落とし、5mm幅に薄切りにし、3分程度水にさらす。長ネギは5mm幅に斜め薄切りにする

②フライパンにバターを熱し、水気を切ったごぼうと長ネギを炒める

③長ネギがしんなりとしてきたら水とご飯を加えて、ごぼうが柔らかくなるまで中火で煮込む

④粗熱が取れたら塩麹を加え、こしょうで調味し、フードプロセッサーでなめらかにする

⑤味噌を加え、牛乳や無調整の豆乳でお好みの濃さに伸ばして、煮立たせないように温めていただく

※写真は粗挽き黒こしょうとオリーブオイルをトッピングしています


牡蠣の香味醤油漬け

2021.1.29

牡蠣の美味しい季節にぜひ作っていただきたい一品です。こちらは2週間ほど日持ちもしますし、

おつまみにはもちろん、ごはんにもパスタにもよく合うので、やみつきになること間違いなしです!

私は刻んで野菜と和えたり、つけ汁も一緒にチャーハンにと、活用度抜群です!

加熱用の牡蠣は旨味が強いのでこちらを使うことをおすすめします。

(材料

*加熱用牡蠣・・・200〜300g

*長ネギ・・・100g程度(あらみじん切り)

*にんにく・・・1片(薄くスライス)

*赤唐辛子・・・1本

*醤油麹・・・大さじ1

*ごま油・・・大さじ1

*米油・・・大さじ1

*醤油・・・適量

(作り方)

①牡蠣は振り洗いし、汚れを取り除く。ざるにあげ水分を拭き取り、ペーパータオルで軽く押し付けながら水分を拭き取る

②フライパンを強火に熱し、分量外の米油を少量入れ、牡蠣が重ならないよう並べる。あまり動かさずに加熱し、牡蠣の水分をしっかりと引き出す(牡蠣の余分な水分を飛ばすことで調味液の馴染みがよくなり、食感も美味しくありません。縮むことを恐れずしっかりと加熱する)

③牡蠣を一旦取り出し、フライパンを洗わずに米油を熱し、にんにくを焦がさないようにカリッと炒め、長ネギも加えて軽く火を通し、火を止めてから醤油麹、赤唐辛子、ごま油を加え混ぜ合わせる

④清潔な容器に牡蠣と③の調味液を加え、具材が浸るように醤油を注ぎ入れ完成

※すぐに食べられますが、味がしみる5日後ぐらいからが食べごろです!待ちきれないですね!!!

あつあつごはんのおともに、ほうれんそうと牡蠣の香味醤油パスタ


トリプル発酵豚汁

2020.3.4

酒粕は日本酒を絞るときに出た副産物「カス」というには言葉違いな、栄養のつまった植物性のアミノ酸が豊富に含まれた優秀な食品です。

効能を知れば誰しも毎日摂り続けなければ!と思うことでしょう。下記に記したような主な効果があります。

・豊富な食物繊維で腸内環境を整える

・美肌効果が期待できる

・肩こりや頭痛、冷え性の改善

・アレルギー体質の改善

・生活習慣病の予防等

酒粕には8%ものアルコール分が含まれているので、摂取には注意が必要なのですが、子供、妊婦、授乳中の方、運転をなさる方、アルコールに弱い方にも安心して召し上がっていただく調理ポイントがありますが、そこさえおさえれば簡単!味に旨味をプラスしてくれ、なおかつ栄養価も抜群だとなればその手間は無いのも同然ですね。

酒粕購入の際は「醸造アルコール」が含まれないものを選ぶとよいです。うまみや酵素、栄養価が違います。

酒粕の風味が苦手な我が家の子供も、何もいわず飲み干していました!私はここに自家製キムチをトッピングし、朝から2杯いただきました〜!トリプルならぬ、クアドラプル発酵豚汁ですかね!

《調理のポイント》

・野菜を油でしっかり炒めて、旨味を閉じ込める。

・具材に対してひたひたのだしで蒸し煮する。(短時間で野菜が煮え、甘みを引き出せる)

・酒粕のアルコールに注意が必要な方は、しっかり加熱してアルコールを飛ばす。

・味噌は食べる直前に溶き入れ、グツグツと煮立たせない。

(材料)4人分(お好きな野菜で構いませんが根菜類はぜひとも入れてください)

*豚バラ薄切り肉・・・100g

*しょうが・・・1片(薄切り)

*玉ねぎ・・・1個

*大根・・・200g

*人参・・・100g

*ごぼう・・・100g

*長ねぎ・・・適量

*昆布だし・・・水1Lに対し昆布20gで弱火で煮出す(もしくは6〜8時間冷蔵庫で水出しする)

*米油・・・大さじ1

*本みりん・・・大さじ1

酒粕ペースト・・・50g 

*味噌・・・100g(お好みで加減してください)

(作り方)

①野菜はたわしなどでよく洗い、皮付きのまま食べやすく切る。

②鍋に油を入れ、薬味の長ねぎ以外をしっかりと炒める。本みりんを回しかけ、さらによく炒める。(本みりんが肉の臭み消しになる)

③②に1/3量のだし汁と酒粕ペーストを加え、ふたをし5分ほど蒸し煮する。(少ない水で蒸し煮することで野菜の旨味を逃さず、甘みを引き出すことができる)

④③に残りのだし汁を加えて温めて、食べる直前に味噌をとき入れる。

キムチをトッピングしても!

(作り方)


包丁いらず!発酵養生味噌汁

2020.2.27

朝は何かと忙しいですね。包丁いらずで身体を温める汁物をつくりませんか?だしも前の晩から作っておけば気持ちも楽ですね!れんこんとしょうがはおろし金で、ねぎはスライサーでどうでしょう?

だしの昆布もキッチンハサミで切っていただきましょう。

こんな時期だからこそ、自分を、家族を、守ってあげたいですね。

(材料)

*昆布・・・10g

*水・・・500ml

*れんこんのすりおろし・・・10cm程度

*しょうがのすりおろし・・・少々

*ねぎ・・・適量

*天然醸造味噌・・・適量(いつもの味噌汁の1/3量で)

*白いりごま・・・適量

*塩だけで漬けた梅干し・・・適量

(作り方)

①昆布は前の晩から水出しで、冷蔵庫に一晩おく。

②鍋に①を沸かし、れんこん、しょうがのすりおろしを加え(鍋の上ですりおろす)温める。

③火を止め、いつもの味噌汁の1/3量の味噌をとく。

④スライサーですったねぎを放つ。

⑤白いりごまをちらし、梅干しを崩しながらいただく。


美肌効果あり!れんこん豚キムチ

2020.2.26

加熱したれんこんには、胃の働きを高め、食欲不振や下痢を抑える働きがあり、血の巡りがよくなり美肌効果も期待できると言われています。

発酵食品には、免疫力を高めたり腸内環境を改善してくれる作用があります。ここでは塩麹に漬けた豚肉と、キムチ(自家製のもの)を使いました。

厚揚げを食べやすく切ったものを加えてもボリュームが出ますね。れんこんの食感を活かし、お酒のつまみにもごはんのおかずにもぴったりです。皮にはポリフェノールがたくさん含まれるので、あえてむきません。

(材料)

*豚バラうすぎり肉や豚こま肉・・・200g(肉の重量の10%の塩麹に漬けもみこみ、10分ほど漬けたもの)

*コショウ・・・少々

*れんこん・・・200g

*白菜キムチ・・・100g(汁もあれば一緒に加える)お好みでキムチを増やしても可

*米油・・・大さじ1

*ごま油・・・大さじ1

*しょうゆ・・・大さじ1

*白ごま・・・少々

*小ねぎみじん切り・・・少々

(作り方

①れんこんはたわしでよく洗い、大きい場合は縦半分に切り5mm幅の薄切りにする。(新鮮なれんこんであれば、アク抜きは不要、必要であれば皮をむく)

②フライパンに油を熱し、弱火で肉を炒め、色が変わったられんこんを加え、食感が残るぐらいに炒める。

③キムチを②に加えてさっと炒め、仕上げにしょうゆとごま油を回しかけ、白ごま、小ねぎをちらす。


冷蔵庫に常備しよう!コク旨発酵鍋の素

2019.11.18

鍋物が美味しい季節になってきました。皆さんの好きな鍋はどんなお味ですか?私がこの鍋の素を作ろうと思ったきっかけは、娘の「※とり野菜みそ鍋が食べたい!」と熱望されたことからだったのですが、あいにく我が家には買い置きがなく・・・いつもの調味料で作ってみたわけです。鍋の素だけでなく、その他にも応用できる活用度の高い素になりました。保存も効くので、倍量で作るのもおすすめです。自分で作れば保存料等も入れずに、安心して食べられますね!※石川県では知らない人はいない鍋の素。

(材料)

*鶏もも肉(ひき肉でも可)・・・150g〜200g

*玉ネギ・・・1個

*長ネギ・・・1本

*ショウガ・・・1片

*ニンニク・・・1片

*ごま油・・・大さじ2

A*みそ・・・150g(お好きな味噌)

A*料理酒・・・50ml

A*醤油・・・30ml

A*ねりごま・・・30g

*すりごま・・・大さじ3

(作り方)

①鶏もも肉は包丁で細かくなるまで叩く。(フードプロセッサー等でも可)

②玉ネギ、長ネギ、ニンニク、ショウガもみじん切りにする。(フードプロセッサー等でも可)

③鍋にごま油を熱し、①②を弱火で炒める。肉の色が変わり、玉ネギの色が透き通ってきたら、Aの調味料を加え、3分ほど炒め合わせる。すりごまを加え全体を混ぜる。

④清潔な保存容器に入れて完成。冷蔵庫で5日保存可能。ジップロック等に入れ冷凍も可能。

※昆布などで出汁を取ったら、鍋の素をお好みの味に溶き使用します。味噌汁の味噌を溶く要領です!

※今日は野菜やきのこを入れた寄せ鍋に。肉も魚にも合います。

※ラーメンスープに活用。(炒めた肉が具材になります)

※ごはんのお供に♡